第7弾ご報告

2016年3月21日に

福島第一原発の廃炉作業の拠点であるJビレッジに

東京電力福島復興本社の代表 石崎芳行さんに

皆様からお預かりしたメッセージをお届けしてきました。

Jビレッジ内を案内して下さいました。

 

たくさんの掲示物がありました。

全国からの応援メッセージや

作業中の写真パネルなど

全部隅から隅まで読んで回りたかったですが

時間が足りず、全て写真に収めました。

 

Jビレッジからの第二原発を眺められる場所にも案内して下さり、

美しい福島の空、海、そして原発という景色を何とも言えない気持ちで眺めました。

毎日7000人の作業員さんが福島第一原発で
廃炉に向けての作業をされています。

Jビレッジは、日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンターでしたが、

現在は福島原発作業員さんの活動拠点となっています。

石崎さんにはたくさんのお話を伺うことができました。
事故当時の事、そして現在に至るまでの作業工程と
現在されている作業、
そして廃炉に向けて未来に必要な工程、
作業員さんの処遇や作業内容、
詳しいプリントと
パワーポイントで、説明して下さいました。

 


原発敷地内で今はもう、防護服が必要ない場所もあり
休憩棟が昨年の5月に建設されて
暖かい食事ができたり、作業員どうしの交流ができるようになって
作業員さんたちの表情が明るくなってきたそうです。

そうなるには、廃炉作業と並行して
原発内の瓦礫処理や除染作業、道路舗装や配線、配電、排水工事、
またその休憩棟の建築などの様々な作業があったからこそでした。


その作業員さん方は、東電の方以外ほとんどが福島の方々で
毎年少しずつ増え、そして入れ代わり・・・
福島第一原発に関わった方はきっと私の想像をはるかに超える数なのだろうと思いました。

 

福島に任せきりの福島第一原発。
せめてできることは応援していくこと、
廃炉まで30年・・
ずっとずっとその責任は継続します。


今日生まれた赤ちゃんが、
20数年後には作業員さんとなっているかもしれない・・

私達の責任は、子供たちへと繋がっていく・・・


私が実際に見て聞いてきたこと、感じた事を
これからも少しずつ
シェアしていけたらと思っています。

私達が手渡したメッセージは、
作業員さんたちが帰宅するバスの発着所に掲示していただきました。
メッセージを託していただいた皆様、ありがとうございました。

 

 

また毎年メッセージを送りたいと思っています。

福島第一原発の入退域管理棟に掲示していただきました。

いただいたご連絡メール

 

お持ちいただきましたお手紙を、

汚れないようにA3サイズにパウチしたうえ、

福島第一の「玄関」である入退域管理棟にあり

ます構内作業に向かう従業員らが乗るバスの発着所に

掲出させていただきました。

 

添付をご参照ください。(以前お送りいただいたお手紙も

変わらず掲出させていただいております。)

 

朝のピーク時、バスは数分間隔で発着しますが、気ぜわし

い最中のバス待ちは、通常よりストレスを感じるものです。

 

そのような所にお手紙を掲出し、

多くの者に読んでもらうことで気持ちを落ち着かせ、

それぞれの家族や感謝のお手紙をしたためていただいたみなさまのことを思って、

 

安全作業に繋がることになればと願う次第でございます。

 

東京電力株式会社 福島第一廃炉推進カンパニー

福島第一原子力発電所 総務部 総務グループ